Copy Content Dedectorの画面

コピーコンテントディテクターを使っているライターは、少なくないと考えられます。コピーコンテントディテクター(以下ccd)は、執筆した記事がコピペ記事と判断されるかどうかをチェックするコピペチェックツールです。ライターをやっていると、依頼主のお仕事依頼メッセージの中で、コピペチェックに触れていることがあります。その際、ccdを使ってチェックすることを提示している依頼主もいます。

ccdは、ライターにとって無料で使える点から、重宝なツールではないでしょうか。無料で使う場合は、最大4,000文字という制限がありますが、依頼主もccdを使ってチェックしている点から共通認識するためのツールと理解しています。

 

ccdで一致率50%以上は「要注意」

ccd
ccdで一致率50%以上は、「要注意」判定でオレンジ色の警告が出ます。記事執筆を依頼したクライアントも、以下の3つの指標において「良好」を求めます。

  • 類似度
  • 一致率
  • テキスト類似度

過去の経験から、類似度とテキスト類似度については「良好」状態を保ってきましたが、記事テーマによっては、「一致率」が「要注意」になることがしばしばありました。単純に考えて、クライアントさんから依頼された記事テーマ(記事キーワード)に対して、競合がたくさんいることが要因のひとつです。また、法律の絡むコンテンツや他の言い回しができない専門的なテーマの場合は、一致率を下げることに苦労します。

理想的な一致率の下げ方

ccdでもっとも理想的な一致率を下げる方法は、完全なオリジナルコンテンツの作成です。完全なオリジナルコンテンツとは、インターネット上に公開されていない情報のこと。当たり前な話ですが、インターネット上にない情報を記事化してコピーコンテンツになるわけがありません。

しかし、ネット上に掲載されていないオリジナルコンテンツの作成は、Googleの求める品質の良いコンテンツの考え方にあてはまる専門家の見解と言えるでしょう。本来ならば、自分がその道の専門家として情報を発信するのが常套手段です。ccdにおける理想的な一致率を下げる方法は、オリジナル記事であることは揺らぎません。

 

技術的に一致率を下げる方法

一致率は、下げたいけれどネットの情報も参考にしたい場合は、極力「自分の言葉を散りばめたオリジナルコンテンツにする」という努力が必要です。それには、技術的な工夫で一致率を下げられます。

一致率は、連続した15文字が一致している点がポイント

一致率は、15文字連続して同じ場合に「要注意」の判定を受ける可能性があります。ビジネス系の記事の場合は、どうしても言い回しが似てくるでしょう。ccdでは、インターネット上で公開されている数記事の中から同じ言い回しをして「一致に注意してね」という部分をピックアップしてくれます。最初は、面倒でも一つひとつチェックしていくことでツールの仕組みや一致しやすい部分を発見できます。最初は、勉強と思って時間を費やすことが大事です。

 

ですます調の落とし穴

中でも、「ですます調」には落とし穴があります。ビジネス系の記事では、多くのクライアントがトンマナを「ですます調」で依頼してきます。また、記事テーマとなるメインキーワードが見出し直下の文頭の主語で使われるケースも考えられるでしょう。たとえば、次のパターンです。

  • 「~ます。〇〇〇は、」
  • 「~です。〇〇〇は、」

メインキーワードの文字数が多ければ多いほど、前項の末尾から見出しと見出し直後の主語までが一致と判断されやすくなるでしょう。たとえば、次のようなイメージです。

 

  • ~そのような考え方もできます。ウェブライティングは~
  • ~できます。ウェブライティングは~

例にあげた文の前後で使う文言が一致すれば、一致とみなされる可能性があります。「ですます調」は、言いまわしのバリエーションが狭くなるだけに、一致率判定で「要注意」になりやすい表現です。参考にしてみてください。

 

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