業務委託

 

業務委託の身になってみなければ、業務委託という形態で働くことの実態は分かりません。今回は、業務委託契約で仕事をすることについて解説します。

 

業務委託について

業務委託は、特定の業務のみを請け負って取り組む契約形態です。実際に、個人事業主として契約を取り交している身の私は業務委託契約の渦中にいる身となっています。

業務委託の重要な部分は、その業務に対してだけが報酬の対象となることです。依頼側としての重要なことは、成果と成果対象となる部分の見極めではないでしょうか。

  • 納品物の品質
  • 納期

納品された成果物の品質や「設定された納期内での納品であるか」などが重要と考えられます。

 

業務委託に感情はない

単純に考えると、業務委託契約を交わす人の人間性などは二の次だと判断できます。「いやいや、人間性は重要だよ」と思う人もいるかもしれません。または、「人間性重視で依頼するか判断します」という姿勢のクライアントさんもいるかもしれません。しかし、実際のところは、業務委託契約だから「切りやすい」という点が大きなメリットになるでしょう。

それは、ビジネスの上で致し方のない話です。コスパの良さや販路拡大を考えれば、人的コストを抑えて大きな結果を目指すために業務委託の活用は欠かせません。自社でホームページを作成して、毎日投稿ページ更新に従業員の8時間をフル活用するなんて考えられないってなる可能性があります。

業務委託であれば、請け負う私どものような個人事業主の足元を見て判断できるでしょう。相場感や社会的状況などです。正直、現在は売り手市場ではなく買い手市場だと考えられます。業務委託で生計を立てている副業や複業、専業のフリーランスは増えていることでしょう。その背景には、物価高や先行きの見えない将来設計、子の教育費などの不安から「稼がなければならない」という対象者は増えていると考えられます。

そのような時代背景から、フリーランスを活用したビジネスモデルの構築が次から次へと登場してくると予想されます。依頼者が増えれば、呼応して請け負う人も増えるという算段です。

依頼者は依頼内容どおりに業務を遂行することだけがポイント

業務委託の依頼者は、依頼したどおりに業務を遂行するだけで安心できる環境は日に日に整っています。手前みその話になりますが、Webライター業だけで例をあげてみましょう。

  • 成果物の品質レギュレーション作成
  • コピペチェックツールの活用でコピー記事のチェック
  • 文章校正ツールの活用で正しい日本語表現のチェック
  • ChatGPTで生成した記事かどうかのチェック
  • 契約自体丸投げで依頼する外注仲介サイト活用
  • クラウド上で業務委託契約を締結

これらの活用で、依頼者は成果物の納品を待つだけというメリットがあります。そのメリットが大きなポイントではないでしょうか。

 

まとめ

業務委託は、フリーランスにとって不可欠な契約形態です。依頼者側の立場となれば、「いつでも解約できる」という有利な部分もあります。要するに、いい加減な仕事では淘汰されてしまう現状と判断できるでしょう。今後の動向が気になりますね。
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